アニメ所感〜2007夏〜

高校生らしいがどう見ても小学生の主人公(女の子)が、ふとしたきっかけで魔法少女になり、魔法の力で人助けをしたり、憧れの男の子に勉強を教えたり。変身すると人が変わって凛々しく…ということはなく、変身してもしなくてもドジっ子炸裂。
言わずと知れた、萌える参考書系ブームのパイオニア(笑)である、英単語集「もえたん」のアニメ化。主人公の声優が田村ゆかりだったり、変身がやたら際どかったり、OPからパンツ丸出しだったりと、色々な意味で民放としては挑戦的だと思う。きっと18禁同人誌の餌食になってしまうのだろう。(^^;
小さな女の子が好きなら(誤解を招きそうな表現ではあるが)Aでも良いだろうが、色々な意味でまともに見るのは痛い。申し訳程度に時々英語の文章が出るが、当然というかとてもじゃないが実用的ではない。
最後は少しシリアスな部分もあったが、全般的にはかなり好みが分かれる作品だと感じた。ただ、田村ゆかりさんファンなら是非。(^^;

他人とコミュニケーションを取るのがちょっと苦手な主人公(男)は、ある日ひょんなことからぬいぐるみに変身してしまう。この変身を解くには、「星のしずく」と呼ばれるものを集めなければならないが、「星のしずく」を集められるのは、選ばれた女の子だけであり、その相手はクラスメイトの女の子だった。
PCゲームからコンシューマーゲームへと展開していった同名作品のアニメ化。こちらのヒロインもかなりかわいらしい感じで、しかも泣き虫でドジだけど一生懸命。一見すると「もえたん」と同じじゃんという感想もあるだろうが、主人公とヒロインが成長していく中で惹かれていく点がしっかりと描かれており、面白く見られる。ということで、平均は超えていると思う。 最後まで一定のクオリティーを維持していたと感じた。けっこうお勧め。

主人公(男)は、憧れていた女の子に幼馴染(女)の助けを借りて告白し、付き合うことになった。しかし、付き合い始めたものの、お互いの認識の違いと自分の本当の気持ちに戸惑い翻弄される。
こちらもPCゲームからのアニメ化。一度は付き合い始めたのに心が動く主人公がとても腹立たしく思うのだが、恋愛ごとは理屈では図れない部分もあるのだということなのだろう。普通。キャラクターは魅力的だと思うので、好みなら評価を上げてもいいかもしれない。
最終回がリアル事件の影響で民法放送を見送られたという曰くつきの作品。結局自分は最終回は見ていないが、あのときにファンがかなり騒いだのはこんな理由からである。
もともとこの「School Days」のゲーム版では悲惨なEDがいくつかあったので、このアニメでもそのどれかになるのではないかという予想が原作を知るファンにはあった(らしい)。しかし、最終回までは色々と揉め事があったにせよ血を見ることなく進み、しかも最終回前の終わり方が期待を持たせるものだったため、これはうまくまとまるのではないか、という期待もあった。しかし、事件を受けての放送中止。これはすなわち、最終回が悲惨なものであると暗に示していることになる。ただ最終回が放送されなかっただけでなく、最後の最後のネタ晴らしをこのような形でされてしまったことに対して怒りを爆発させたのである。

ある日、主人公(女)はふとしたきっかけで女友達と幼馴染(男)が実は同人誌を書いていたことを知る。しかも、幼馴染は数万部を売り上げる大手サークルであった。どうやら同人誌を描けば儲かるらしいということを知った主人公は、自分も同人誌を書いてお金持ちになるぞ!と意気込んだのはよいのだが…。
「まんがタイムきらら」に連載している同名作品のアニメ化。この作品は非常に特殊で、30分のうちの前半がアニメで、後半は出演声優が実際に同人誌を作るという企画。もちろんこちらは実写のドキュメンタリーである。原作は自分は好きで、「同人誌作りも楽じゃない」というのがよく伝わっていたが、アニメは少しはしょっている感じがするので、Aにはしていない。企画は面白いとは思うが、もう少しアニメパートがほしかったなというのが本音。
原作が好きだったので評価を上げていたが、最終的には普通かな。ただ、テーマとしてはなかなか面白かったと思う。

何かにつけてすぐに人生に絶望する、学校の先生である主人公(男)と生徒の日常。
絵や背景は一昔前といった感じだが、作りが細かくテンポよく短編が続いていくところが面白い。かなりシュールな感じで、パロディとプチエロスなところもあり、大人向けの作品としてはなかなかだが、そういうのが苦手な人は評価が下がるだろう。今回の良作。これが少年マガジンというのが信じられないが、アニメはこれでも抑えているらしいと知って二度びっくり。原作買おうかなぁ…。
結局原作を買った自分が来ましたよ。面白かった。万人にお勧めできるAにしたいところはやまやまだが、とりあえずこれくらいで。第二期来るかなぁ。

以前放送された「ひぐらしのなく頃に」で起こった様々な事件について、1つの解釈を与える作品。
とりあえず、前作を見ていないことには始まらない。相変わらずグロテスクな表現が含まれるので、その手の表現が嫌いな人はC。ミステリーが好きな人はAでも良いと思う。最終的に完成度は高いと感じたため、B+に昇格。
かなりグロテスクな表現があるのも相変わらずであり、「School Days」と同じく事件のせいで一部の民法では放送休止となった。自分のところは幸運にも休止にはならなかったが、現実の事件を受けてアニメを休止にするのはやめて欲しいものである。わざわざ深夜にやっているわけだし、視聴者側も「分かって」見ているのだから…。

ある日冷蔵庫から現れた不思議な生き物「ぽてまよ」。ぽてまよと過ごす主人公である学生(男)の日常。
ほのぼの系で落ち着いて見られる。深夜放送でなくて日中でもいいのにと思うまったり作品。普通だが、ほのぼの系が好きならA。
最後までほのぼのでgood。願わくは深夜帯じゃなければよかったのに、というのが率直な感想である。

以前放送された「ゼロの使い魔」の続編。なぜか漏れていたので補完補完…。
シリアス場面とえちー場面がはっきりと分かれているので、メリハリがあってよい。
釘宮さんの十八番のツンデレ度が満載なので、ファンなら是非。(^^;

今回のスルー。時間の関係でうまく見られない。前番組のセイントオクトーバーよりは普通な気がするので、関心はあるのだが。

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