アニメ所感〜2008春〜

雑誌「花とゆめ」で連載中の同名作品のアニメ化。「S・A」は「Special A-class」のことで、成績順でクラス分けされる学園で、その中でもトップ7人だけが入れるスペシャルAクラスに在籍する万年2位の少女が主人公の話。
続きものだが基本的に1話完結。超エリートクラスながら、知性が垣間見れるストーリーがほとんどない学園どたばたコメディ。
見ていた当初は普通としていたが、見ていて楽しい感じであり好印象なので評価を上げた。最後もそのまま。
ちなみに、今回は少女雑誌のアニメ化が多いのが特徴。

同名のライトノベルのアニメ化。主人公の家族と、その家族を守ることになった狐の神様との話。狐の神様は、場面に応じて狐の姿・女性の姿・男性の姿と3種を取る。どうやら、長く生き過ぎたせいで本来の性別を忘れているらしい。(笑)
続きものだが基本的に1話完結。守り神ということで戦闘シーンも多少あるが、基本的にはどたばたコメディ。
序盤は平均以上と思っていたが、終盤につれてマンネリ化していった。また、狐の神様も終盤では男性の姿をほとんど取らなくなり、普通に男性狙いにシフトしていったところもいまいち。よって、最終評価は普通のB評価。終わり方が中途半端な気がしたが、続編があるのだろうか…。

雑誌「LaLa」で連載中の同名作品のアニメ化。舞台は昼夜間定時制を取る学園。そのナイトクラス(夜間部)に属するイケメン揃いの面々は、実は吸血鬼(ヴァンパイア)である。ヴァンパイアたちと、ヴァンパイアに襲われそうになったところを別のヴァンパイアに助けられたという過去を持つ主人公の少女とクラスメイトらとの話。
続きもの。学園ものだがコメディというよりはホラー風なところがちらほら。ヴァンパイアを扱うので血を見る機会も多い。たぶん女性向け。
後半のストーリーの流れが速く、また中途半端な終わり方で思わせぶりだったのが気になった。と思ったら、やはり二期が出てきた。(^^;

雑誌「コミックブレイドアヴァルス」で連載中の同名漫画のアニメ化。コクチと呼ばれる異形の存在に襲われたことからそのコクチと戦うことになった主人公の少年の話。
続きものだが基本的に1話完結。コメディ半分シリアス半分。たぶん女性向け。終盤に向かうにつれて面白くはなってきた。とはいえ、メリハリはあるがB+には届かない気がする。

オリジナルアニメ。人間?の深層に潜り込むことが出来るダイバーと呼ばれる能力者の話。深層に潜り込むことで様々な事件の調査を行う。
続きものだが基本的に1話完結。有名な「攻殻機動隊」の流れを一部汲む作品らしく、設定が細かい。詳しくは公式サイトを見ることをお勧めする。
中盤になってなかなか面白くなってきたが、個人的にはB+にちょっと足らず、といった感じ。終盤はながら見をしていたので、失敗したかもしれない。たぶんB+の可能性も秘めていると思う。

雑誌「MELODY」で連載中の「秘密 ―トップ・シークレット―」のアニメ化。MRIと呼ばれる技術により、人間の脳からその人が見たものを映像としてみることが出来るようになった時代。不可解な事件の調査のためにMRI捜査を行う第九と呼ばれる組織に属する主人公の話。
続きものだが基本的に1話〜数話完結。人の記憶に触れるというタブーに苛まれる主人公が全般的に印象に残る作品。
テーマ的には興味深い。平均以上だとは思うが、終盤になるにつれて残虐な場面が増え、やや好みが分かれる気がする。

オリジナルアニメ。物語の舞台であるとある町で、人間がガラスのような物体になって死ぬという不可解な事件が起こる。その中で、主人公はガラス人間だった女性と出会い、かくまうことになる。その主人公らと女性と謎の組織との話。
続きもの。近未来な感じ。終盤はなかなか楽しかったが、評価としては普通。毎回最後にデジタル時計が出るのが何なのかと思ったら、この話は1週間のうちに起こった話というコンセプトだったらしい。(^^;

同名の小説のアニメ化。時は近未来。公序良俗に反する書籍を取り締まることが出来る「メディア良化法」という法律が施工された舞台では、検閲という名の武力による表現の弾圧が行われていた。これに対抗することが出来る「図書館」は、武装して書籍を守るようになった。そんな図書館に所属する主人公の少女らの話。
続きもの。最近の二次元ポルノ規制などを見ると、あながちありえない未来でもない気がするのが怖い。この作品のように武力を持ってというのはないだろうが、政府にその権限を与えるのはやっぱり違うと思う。今回の中では面白い。
1クールだったのでちょっと残念だった。もう少し続いて欲しかった。

「xxxHOLiC」の第二期地上波アニメ化。アヤカシを見ることが出来る主人公の少年と、どんな願いでも対価を払えば叶えるという不思議な店の店主の女性とが織り成すストーリー。
1話〜数話完結。今回も前回と同様の感じでよい。1クールだったのがこれも悔やまれた。良作なので評価を上げた。

雑誌「週刊少年ジャンプ」で連載中の同名作品のアニメ化。主人公の少年は、ふとしたことから宇宙人の少女と結婚することになった。
続きものだが基本的に1話完結。どたばたラブコメだが非常にえろい。前期の「ロザリオとヴァンパイア」を思い出す。狙ったかのようなえちーシーンも多い。局部が見えなければ何をやってもいいのかというくらいの見せっぷり。一応ストーリーもののはずなのに、サービスシーンで受けを取ろうとするのが姑息。ということで評価は低め。
結局2クールだったわけだが、ストーリーの新鮮さは感じなかった。キャラクターは(主にサービスカット的な意味で)魅力的だとは思うので、そこに価値を見出せるかが全て。というか、それしかないとも言う。

ゲーマーなら知らない人はあまりいない「ドルアーガの塔」のオンラインゲームが先日登場したが、それのタイアップ作品。かつて勇者ギルが制圧した「ドルアーガの塔」が、再び復活した。主人公らはその頂上を目指して旅をする。
続きものだが基本的に1話〜数話完結。少し前にあった「Master of Epic The Animation Age」と同じ作画風を感じるが、今回はストーリーもの。安定感はあると感じる。
1クールだったが、それなりに纏まっていてよかった。後作品も予定されているらしく、思わせぶりな終わり方も悪くなかった。次回作も期待したい。

敢えて説明するまでもないと思うので略。
1話完結。クオリティはいい感じ。結局1年間完走。原作があるからではあるが、1話完結ながら1年間ネタをほとんど被らせずにやったというのは、大したものだ。

アニメ「マクロス」の未来が舞台。その他のマクロス作品と同一の時間軸の模様。主人公の男性(女性のような風貌だが男性)はパイロット候補生だったが、ふとしたきっかけで2人の少女と出会い、それに伴ってVF-25(マクロスを特徴付ける、この世界での可変戦闘機の1つ)のパイロットとなったことがきっかけで、軍に属することになる。
続きもの。今回も歌が重要なファクターとなる模様。安定感はあるが、終盤になるにつれてインパクトが落ちていった気がする。歌の出番は増えたが、強引に大団円とした感が強い、と思ったのは自分だけか。

かなり有名らしい同名作品のアニメ化。成績順でクラス分けされる高校で万年F組に所属する主人公の少女は、成績優秀のA組の男子に一目惚れし、ある日ついに告白するが、それは読まれもせずつき返された。その後、欠陥住宅だった自宅が地震でなくなったことから、家が直るまで父親通しが友人というとある家に居候することになるが、何とそれはその男子の家だった。
これまで何度かドラマ化されているようで、アニメ化は初。ドラマで再現できるくらい普通の学園ラブコメだが、アニメなりの表現でいい感じ。
この手の作品だと、恋人になったり結婚したりすればそこで終わりということが多いが、本作では結婚後のストーリーも長い。結婚後の悩みなども描かれており、従来のアニメにはない感じでかなり楽しめた。実写向きというのも、分かる気がする。良作。

前々期に放送された「D.C.II 〜ダ・カーポII〜」の第二期。別に第一期が好評だったということもなく(たぶん)、予め二部構成だったようだ。
続きもの。たぶん原作PCソフトの朝倉姉妹あたりのストーリーメインで作られる予感。と思ったらその通りだった。やっぱり普通。

同名のライトノベルのアニメ化。主人公(男性)は、世界を滅ぼすと言われる閻禍(異形の存在のこと)の末裔の可能性がある生物(人だったり動物だったり機械だったり、色々)と家族となって過ごすことにより、家族の愛に目覚め世界滅亡を諦めてくれるかもしれない、というおよそ正気とは思えない作戦に父親役として関わることになる。
続きものだが基本的に1話完結。どたばたコメディ。Bだが他のBよりは面白い。中盤にかけて更に楽しめているので、評価を上げた。が、やたらテンションが高いので、ついていけない人にはきついかもしれない。

雑誌「コミックZERO-SUM」に連載中の同名作品のアニメ化。主人公の少年は、ある日突然異形のものに襲われたことがきっかけで、江戸時代のような異世界に飛ばされる。そこは異形のものが住む世界で、主人公らはそれと戦う?ことになる。
続きものだが基本的に1話完結。時代劇風。途中からつまらなくなってきたので、視聴を止めた。よって最終評価は保留。

オリジナルアニメ。というかメディアミックス作戦らしい。様々なものと融合できる力を持つ存在(作中では「融合体」と呼称される)から世界を救うため、同じく融合体である主人公が戦う。
続きもの。メカニカルな感じとホラーちっくなところが特徴。たぶん売りはメカニック。
なお、概略はかなりアバウトであり、実際は序盤と終盤ではかなり作風が異なる。序盤では融合体という存在自体が少なく、一対一という感じであるが、中盤以降では融合体の存在が公になり、軍隊的なものも前面に出て戦争風な描写も強くなる。
序盤は普通というか、どちらかというとつまらない部類だったが、ストーリーが続くに従ってどんどん惹かれていった。中盤からは人種差別に対する描写、終盤はバトルがばりばり。作品のメイン部分が序盤〜中盤〜終盤で変わっていくのは良かった。この作品は、数話で判断するのではなく、全部を見て判断すべきと感じた。

雑誌「月間ドラゴンエイジ」で連載中の同名作品のアニメ化。主人公の少女と普通のメイド(と見せかけてかなり強い)とメイドガイ(メイドの服は着ているがごつい強面の男)が織り成すどたばたコメディ。
続きものだが基本的に1話完結。名前は知っていたが実物を見て笑った。ちょっとエッチな感じがあるが、それすらもネタに結び付ける。テンションが高めで面白い。
やっぱりエッチが強すぎたかなという印象。評価を少し下げたが、そんなに悪く感じたわけでもない。

雑誌「CIEL」で連載中の同名作品のアニメ化。BL(ボーイズラブ)。何度か見たが耐えられないので、視聴を停止する予定。
BLというジャンルがあるのは知っているし、それを否定する気もないが、やはり地上波で流すのはどうだろうと感じた。この作品が流せてえちー作品が流せないという判断が謎。真似できないならいいのか?男同士の恋愛が青少年の健全な育成に影響を与えないのか?

雑誌「週刊少年サンデー」で連載中の同名作品のアニメ化。高い超能力を持つ3人の少女と、その監視役になった主人公の男性が織り成すストーリー。
超能力でどっかんどっかんというのが全体的な流れ。どたばたコメディ。ハヤテよりは健全…かなあ。日曜朝10時でもまあいいかな、という感じ。
中盤になりパロディネタが散見されてきた。「ハヤテ」ほどではないが、もう少しオリジナルで頑張ってほしいものだが…。1年頑張ったが、まあ普通だった。

「コードギアス 反逆のルルーシュ」の第二期。植民地となった日本を開放するために立ち上がったルルーシュ等の戦い。ルルーシュは「ギアス」という特殊な能力を持つ。ルルーシュのギアスは、全ての人間に一度だけどんな命令も下すことが出来る「絶対遵守の力」。ギアスの能力は他にも複数あり、何人かの登場人物(敵も含む)はギアスを有する。
第一期の途中からの視聴だが、今回も面白い。夕方5時に移動したことで劣化するのではという心配もあったようだが、色々な評価をざっとみたところ、そして自分でも感じたところ、そんなことはない。俺もギアスが欲しい。(^^;
ルルーシュが数々の危機を卓越した頭脳から繰り出す様々な策で切り抜けるが、その策の中には子供だまし程度のものもあったり。だが、政治なんて実際はこんなもんなのかもしれない。
終盤になるにつれてストーリーの強引さが気になったが、その強引さも最終話でけじめをつけた。人によってはラストが読めてしまったらしいが、無理に綺麗にまとめようとしなかったのは評価できる。

雑誌「月刊Gファンタジー」に連載中の同名作品のアニメ化。何事にも無関心な主人公の少年は、実は体内に忍の秘術を宿していた(といっても本人が使えるわけではない模様)。そのため、秘術を得んとする忍の戦いに巻き込まれていく。
続きもの。忍者といいつつ忍術ばかりではなかったり。普通。全然忍者らしくないが、現世代に忍者がいたら意外とこんなものかもしれない。最後も…、いちおう山場はあったが、うーん普通。

PS2ゲーム「ネオ アンジェリーク」のアニメ化。タナトスと呼ばれる異形の存在が現れる舞台。主人公のアンジェリークは、タナトスを浄化する能力を持つことから、他のイケメンの浄化能力者と共にタナトスと戦う。
続きもの。当然ながら女性向け。とはいえ男性でも普通に楽しめるのでよい。
1クールで終わったが、すかさず続編が始まった。おいおい。(^^;

同名のライトノベルのアニメ化。主人公の少年がヒロインの少女他などにいけない目にたくさん合う(笑)。中の人が数年前に「えっちなのはいけないと思います!」と言っていたのが信じられない。(^^;
続きものだが基本的に1話完結。ヒロイン他は獣系のようだ。思い切り男性向けで、AT-Xのみでしかも視聴年齢制限がかかっている模様。他にBB配信も行っており、自分はそれで見ている。ストーリーをえろでお茶を濁すのはあれだなと思うが、この作品はえろがメイン。きちんと視聴年齢制限もあり、ここまで開き直ってえろえろだと逆に潔い。GW中は1話から無料配信で見られるようなので、興味があればどうぞ。
途中から無料配信がなくなった曰くつきの作品。仕方がないので、途中からはお金を払って最後まで見た。(^^;
えちー感じのテンションが最も高まったのは中盤〜後半あたりで、終盤に向けては普通のラブコメと大差ない(えろい描写はあったが)感じだった。ストーリーとしては普通だったので、えちー箇所に価値を見出せるかどうかが評価の分かれ目だろう。

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