アニメ所感〜2009夏〜

コンシューマゲームのおまけストーリーのスピンオフ作品。扱い的にはオリジナルアニメに近いかもしれない。舞台は上海。偶然に出会った暗殺者(?)とカメラマン(両方とも少女)。その出会いをきっかけとして物語は始まる。
続きもの。結局最後までよく分からないうちに終わってしまった。うーん。

同名の漫画のアニメ化。主人公の少年は、幼馴染の少女に天文部に強引に誘われ、天文部ライフを送る。
続きものだが基本的に1話完結。普通の学園コメディ。ただ、OP、EDのスタッフ全てに誕生星座が付いているのはちょっと面白い。キャラものとしては頑張っている感じなので、評価を上げた。

「狼と香辛料」の第二期アニメ。主人公の青年と、少女の姿をした狼の神様との旅。
続きもの。前回を見ていないと、設定を追うのが少しきついかもしれない。キャラクターは魅力的だと思うが、相変わらずストーリーが分かりにくい…。

同名の漫画のアニメ化。主人公の少女は、高校の入学式の日に、幼馴染の少女と再会する。
続きもの。百合もの。女性向けなのだろうが、丁寧に作られている印象で、嫌悪感はない。あっさりと終わってしまった感じがするのが残念。

オリジナルアニメ。今東京で大地震が起こったらどうなるか、というのをシミュレートして作った作品らしい。
続きもの。地名は全て実名で、リアルさがある。主人公の少女はたまたま親切な人に出会うが、すれ違う人達はとても冷たく、自分のことしか考えられなくなっているというのはリアル。消防庁や自衛隊なども協力しており、防災的な意味合いで作っている面もあるようで、アニメという媒体でどこまでアピールできるかというのは見ものである。
最後までアニメ的なご都合主義が少なくリアルに書かれていた気がする。1クールながらしっかり楽しめた良作。

同名の漫画のアニメ化。主人公の少年は、ピンチを救われたことから超能力を持った人たちと、荒廃した世界で旅をする。
続きものだが基本的に1話完結。熱血、ギャグ、お色気が同居した非常に不思議な作品。一言でいうと、お馬鹿な作品。パンツが見えまくりなのはいいのだろうか。(^^;

同名のライトノベルのアニメ化。主人公の少女は、親友の誘いで女性のみの野球部(?)に入部したが、選手は全く野球について知らない。舞台は大正。女性はつつましくあるべきという時代に逆行した行動を取る少女達の学園生活。
続きものだが基本的に1話完結。少女が野球というだけでも異色だが、舞台が大正というのが更に異色度を上げている。ただ、本格的な野球を見せるのが目的ではなく、野球に関わることによる少女達の心の機微を見せるのが作品の目的と思われる。野球ということで、女性キャラが多数でキャストも豪華。ただ、野球なのに1クールというのは致命的だと感じた。ボリューム不足感は否めなかった。

同名のライトノベルのアニメ化。主人公の少年は、怪奇な能力を持つ人間だったが、ある日クラスメイトの少女が秘密を持つことを知り、それを解決するために関わったことがきっかけとなり、その少女と共に怪奇な現象に関わっていく。
1〜数話完結。絶望先生のような読ませる気のない文字羅列が印象的だが、ストーリーは妖怪や伝承といった摩訶不思議なものを扱っている。キャラクターの苗字がやたら複雑なのも、摩訶不思議さを醸し出している。クオリティは高かったと思う。最後も一応すっきり締めているので、よし。

パチンコの名機「海物語」シリーズのキャラクター達が織り成すアニメ。主人公の少女は、海の中で平和に暮らしていたが、ある日海中に落ちてきた指輪を拾ったことがきっかけで地上に上り、その際の行動がきっかけとなり封印していた闇の力が復活したため、地上で出会った少女と共に戦う。
続きもの。「海物語」は、パチンコに少しでも関心を持ったことがある人なら知らない人はいないだろう。当然ながらアニメ自体はオリジナル。舞台は沖縄を思わせる感じで、メインはゆったりとした描写。バトルがなければ文句なく高評価なのだが、勿体無い。「ARIA」を監督したさとじゅん(佐藤順一)が久しぶりに頑張ってます。OP、EDを含む音楽は和み系で癒される。久しぶりの伊藤真澄さんの曲もよい。後半はあまりまったりほんわかではなかったのが残念。

以前放送された「涼宮ハルヒの憂鬱」の新エピソード分。作品自体は前期から始まっていたが、オリジナルは今期辺りから。
1話完結。ループはやりすぎ。その後はほとんどオリジナルもなく、残念。

オリジナルアニメ(?)。元素が消滅した世界で、主人公の少年少女達は、エレメントハンターとなって元素を取り戻すために戦う。
続きものだが基本的に1話完結。キャラクターのデザインはちょっと癖があるが、NHKらしい教育的な内容も含まれており、少しは勉強の足しになるかもしれない。

同名の漫画のアニメ化。主人公の少女は、「現代魔法」というものに興味を持ったことがきっかけとなり、人々と関わっていく。
続きものだが基本的に1話完結。「現代魔法」は、パソコンのプログラムで起こす魔法。その他、普通の魔法(作品中では「古典魔法」と言っている)を扱うキャラも登場する。隠れた名作を多発するBS11の期待の新作だが、エロス成分が偏りすぎで、これまでの作品を超えるのは難しいかもしれない。悪くはなかったが、どうしてもこれまでのBS11ものと比べると落ちる気がする。個人的には好きだが、評価はこんなところか。

「さよなら絶望先生」の第3期アニメ。
1話完結。というか、1回で数話。例によって世の中を皮肉る作風は変わらず。1クールというのはネタ補充の期間としてはいいのかもしれない。ストーリー上、原作がある限り何期でも続けられそうな気がするので、個人的には今後も頑張ってほしい。

同名の漫画のアニメ化。芸術科アートデザインクラスに所属する少女達の日常。
1話完結。原作が4コマなので、話としては切れないが実際は小話がいくつかという構成。1話で割と美術について真面目に見せていたので「おっ」と思ったが、その後は普通の学園コメディになってしまった。と思いきや、その後もまれに芸術科らしい説明っぽいものもあった。キャラものとしては頑張っていたと思う。B+でもいいかもしれないBという感じ。

同名の同人ゲームのアニメ化。推理もの。
続きもの。「ひぐらし」と同じく繰り返しになっていて個人的にはがっかり。凄惨な描写が多いので、そういう表現が苦手な人は注意。世間的には人気があるのかもしれないが、個人的にはいまいち良さが分からないので、普通評価のままとする。

同名のPCゲームのアニメ化。主人公の少年は、ある日両親を亡くすが、そんな彼を救ってくれた祖父は大富豪。祖父の養子となり、セレブな学園に通うことになった主人公は、そこで様々な少女と出会う。
続きものだが基本的に1話完結。自分は基本的には初めから低い評価は付けないが、そんな自分でも迷わず低評価を付ける作品。キャラクターのパースもいまいち、お色気分も中途半端、学園ラブコメとありきたり、なにより見せ方がエロゲーそのまんまと芸がない。正に「誰得」。かなりメディアミックス展開しているようであり、頑張ってはいるのだろうが、何でもアニメにすればいいってもんじゃないぞ!と言いたくなる一作。最後まで残念な作品だった。

同名の漫画のアニメ化。主人公の少女は、身寄りをなくし途方にくれていたが、何とか住み込みの新聞配達の仕事に雇ってもらえることになり、同居人たちとの生活が始まる。
1話完結。こちらも4コマが原作だが、作品としては1話分は続く感じ。作品自体は普通だが、GAと同様、キャラものとしては頑張っていた。こちらもB+でもいいかもしれないB。

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