アニメ所感〜2010秋〜

コンシューマーゲーム「薄桜鬼」のアニメ第2期。話数は前回からの続き。新選組とかそんな感じ。
続きもの。たぶん女性向けだが男性が見ても普通に楽しめる作品。1期と印象はそんなに変わらないので、1期が好きなら同じように見られるのではないかと思う。終盤にかけ完成度が高く楽しめたので、評価を上げた。イケメンが活躍する作品が好きな人なら文句なくおすすめ、そうでなくても楽しめる作品だった。
同名のPCゲームのアニメ化。両親をなくした主人公の少年は、妹と共に田舎を頼りかつて暮らしていた山奥の町に引越し生活を始める。
続きものだが基本的に1話完結。主人公が何故かもてまくるというこの手の作品ではありがちなパターンだが、本作はみんなと仲良くではなく、「アマガミSS」のように特定の少女との関係が深く描写される。但し、よりゲームチックに、あるキャラクターとのストーリーが描かれたあとは、特定の時間軸に戻って「別の選択をしていたら」という感じで別の少女とのストーリーが進む一風変わった作品。「ヨスガリセット」とはうまく行ったものである。18禁らしい描写がかなり描かれるので、地上波では規制がひどく何が何だか分からないが、AT-Xで見ている自分には全く問題ない。いわゆる「AT-X大勝利」作品の1つ。キャラは魅力的だと思うが、この辺りを加味して評価は±。これを一般向けで売っていいものかは悩む。個人的に、都条例等の性的描写の過剰な規制の方向は行き過ぎだと思っているが、これはさすがに…。

同名の漫画のアニメ化。舞台は人間と妖怪が共存する世界。軍隊に所属する主人公の青年は、人間との共存を拒む妖怪たちが起こす事件に立ち向かうため、人間と友好的な妖怪達と協力して事件を解決していく。
続きものだが基本的に1話完結。舞台は日本の近代を思わせる。主人公らと協力する妖怪は少女の見た目をした半妖で、何となく「サクラ大戦」を思わせるのは自分だけではないかもしれない。それなりに最後はまとめたので、普通。

同名の漫画のアニメ化。主人公の少年は、ある日ビーチに現れた少女は、自らを人類侵略を目論む海からの使者「イカ娘」と名乗り、手始めに海の家を支配下に置こうと目論むが…。
1回3話構成。キャラはかわいいが、位置付けはギャグアニメ。1クールで終わったのが残念すぎるくらいの良作で、「イカ」「ゲソ」などの名言や電波ソングなど、同人、アニメ業界に大きな足跡を残していった。是非2期に期待したい。
「イカ娘って面白いの」と聞かれたら「かわいいよ」と返そう。(^^;

漫画「To LOVEる-とらぶる-」のアニメ化第2弾。主人公の少年と様々な少女たちが織り成す、エロス分多めのドタバタ学園ラブコメディ。
1回3話構成。前作とは異なりショートストーリー構成となっている。また、前作よりもエロス分がかなり多く、より原作に近い自由な表現になっている、らしい。下着素肌は日常茶飯事だが、地上波では残念ながら謎の光や湯気のせいで(笑)歯がゆい印象を受ける。だが、AT-Xならくっきりで、こちらも「AT-X大勝利」作品の1つ。短編構成でギャグテイストが強いので「ヨスガ」ほど視聴者は選ばないと思うが、好みは分かれるだろう。「ヨスガ」がなければエロス作品として間違いなく高評価を得られただけに、時期が悪かった。

「そらのおとしもの」のアニメ第2期。前作では平凡な日常を好む主人公の前に2人の天使風アンドロイドが現れたが、本作では更に新しいアンドロイドが現れたり。
続きものだが基本的に1話完結。パンツが飛ぶアニメとして一世を風靡した「そらおと」がまさかの2期。作風は前回と同じ。一応終盤にかけては内容のようなものが出てきたが、魅力的なキャラのエロスを楽しむ作品と思って間違いない。それにしても、「ヨスガ」や「To LOVEる」に比べればかわいいもの。時期が(ry

同名のライトノベルのアニメ化。クリア出来ない恋愛ゲームはないと自他共に認められている恋愛ゲームオタクである主人公の少年の前に、ある日挑戦的なメールが届く。そのメールに返信してしまったことから、悪魔との契約をしたことになってしまい、自らを「悪魔」と名乗る少女と共に、悪魔の仕事の目的を果たすためにリアルの少女達を攻略しなければならなくなってしまう。ゲームで得た知識をフルに活用し、何とか現実の少女たちに立ち向かう。
続きものだが基本的に1話〜数話完結。二次元の知識で三次元に挑むという、これまでありそうでなかった作品。しかし、三次元は二次元ほど甘くはないわけで、またこれまでリアルの少女には全く興味がなかった(というか、避けていた)主人公が何とか少女たちとコンタクトを取ろうとする努力も面白い。所詮アニメなので、最後は何とかなるのはご愛嬌。ちなみに、攻略してもストーリーの都合上少女らの記憶はリセットされるので、数話程度の短い作品が続くという感覚が近い。恋愛ゲーム好きな人は色々と頷ける場面も多いだろう。完成度は色々と高かった。分割2クールらしいので次期も期待したい。

同名のコンシューマーゲームのアニメ化。主人公の少女らは、「トイズ」という人体に宿る不思議な力を利用して探偵をしていた有能な少女探偵団だったが、ある日突然「トイズ」の力が使えなくなってしまい無能になってしまう。しかし、何とか「トイズ」の力を取り戻して探偵としても復活しようと努力する。
続きものだが基本的に1話完結。作画は悪くはないが突出しておらず、内容はないよう。乗りで楽しむ作品。序盤はパロディがひどくどうかと思ったが、中盤以降はそれなりに楽しめた。GA(ギャラクシーエンジェル)系のノリで楽しめる作品。

同名の漫画のアニメ化。主人公の少女は、腐女子らが住む男子禁制の寮に住みオシャレ人間や男性たちとの接触を避けひっそりと暮らしていたが、ある日オシャレ少女と出会い知り合う。更に、何とそのオシャレ少女は実は女装した少年だった。
続きものだが基本的に1話完結。オタクの主人公が非オタクと出会い変化していくというのはありがちだが、男女が入れ替わっているというのは少し新鮮である。1クールならこんなものかなという程度のストーリー。もう少しあっても良かったかもしれないが、見たいかというとそれほどでもない、そんな作品。

同名の漫画のアニメ化。喫茶店の娘である主人公の少女は、喫茶店の売上が芳しくないことから、何だか流行っているらしいメイド喫茶をやってみようと思い立つが、服装がメイド風に変わっただけだった。そんな喫茶店を舞台とした日常。
1話完結。いわゆる日常系に属するアニメだと思うが、特に主人公の少女がちょっと、いやかなり変わった娘なので、その日常というだけでも見ていて楽しい。今回の中では面白い。棒演技でお馴染み(おいおい)のオーミーこと小見川千明が主役で、本作も棒気味であり一部意見もあるようだが、個人的には本作では合っていると思う。「イカ娘」がなければ良い線に行ったと思うが、つくづく時期(ry

「とある魔術の禁書目録」のアニメ第2期。ストーリーは前回の続き。
続きものだが基本的に1話完結。様々な設定が交錯するが設定が複雑すぎてきちんと見ていてもなかなか追いつけないというのは前作と変わらないが、とりあえず主人公の上条当麻の説教を聞くだけでも楽しめると思う。作画は良いが、用語等も難しく原作を読んでいないと補完しきれない点があるのは欠点。「超電磁砲」くらいノリで楽しめたほうがよかったのだが、こういう作品なのだと理解して楽しもう。

同名のPCゲームのアニメ化。主人公は親の都合で転勤を繰り返していたが、それが苦痛となっていたため、全寮制の学園に転入した。その学園で初めて出会った少女は実は生徒会の副会長であり、更に驚いたことにその少女は吸血鬼だった。吸血鬼の秘密を知ったことから、生徒会の一員となる。
続きものだが基本的に1話完結。作画が異常によいが、内容は普通の学園ラブコメ。終わり方がこれで終わっているのかと思うほどどうかと思った。作画詐欺。少なくとも、これを見て詰んでいる原作PCゲームをやり直そうとは思えなかった。

同名のPCゲームのアニメ化。主人公の少年は、とあるきっかけで生死を問わないバトルゲームに参加することとなる。
続きものだが基本的に1話完結。元はBL系作品らしいが、あまり関係ない。最終話の等身で話題をかっさらって行ったが、内容自体もそれほど突出していない。うーん。B-でもいいかも。

同名のライトノベルのアニメ化。主人公の少年は重度のM体質だが、一目惚れした少女に告白するためにその体質を治したいと思い、何でも願いを叶えるという第二ボランティア部なる部を頼るが、その部の部長である少女に出会ったことから色々なことに巻き込まれていく。
続きものだが基本的に1話完結。学園ラブコメだが、どちらかというと久々に本気の変態演技の福山潤が見られる作品という考えのほうが正しい、かもしれない。作風的には下着あたりは出そうなのに、殆ど無いのが残念。見たい人は新作映像付きのDVD/BDを買いましょう、らしい。まあなくても変態演技だけでご飯三杯はいけるので全く問題ない。ちなみに、OP、EDでスタッフの一部にSM表記がある。(^^;

同名の漫画のアニメ化。故人である漫画家の叔父を持つ主人公の少年は、ある日同級生にコンビの漫画家にならないかと誘われるが、乗り気になれなかった。だが、憧れの少女が声優志望であることを知ったことから、半ば同級生にはめられた形ながらも、漫画家を目指すことになる。
続きものだが基本的に1話完結。許可を貰っているようで、様々な現存するアニメ、漫画、漫画家の名前が出る。こういう漫画家視点の作品はなかったので、新鮮。引き込まれる良作。第二期が始まってほしい終わり方ということで、二期への期待を込めて未完分を引いてA-に。

「テガミバチ」のアニメ第2期。第1期の冒頭で出会った憧れの先輩に出会った主人公だったが、彼は心を失っていた。先輩の心を取り戻すことは出来るのだろうか。
続きものだが基本的に1話完結。予想されていた通り2期が始まったが、内容は普通。1期よりはもう少し世界観に深く関わったが、結局全て解決したのだろうかという感想。終わり方としてはこれで終わらせていいとは思うが。

オリジナルアニメ。主人公の少女らは天使であり、ゴーストと呼ばれるものを退治するために日夜戦う。
1回2話構成。設定だけ見ると格好いい感じだが、ギャグアニメ。作画はカートゥーン系をイメージさせる。ややエロスやお下劣な部分もあるが、ギャグアニメとしての完成度は高かった。音楽も秀逸。2期があるような引きだったため、あるなら期待したい。オリジナルでもここまでやれるという日本アニメ業界の本気を見た。

オリジナルアニメ。主人公が住む世界にはロボットのようなものがあり、特定の鍵を持つものしか使用できないが、とあるきっかけで巻き込まれた主人公は、鍵なしでロボットを起動することが出来た。
続きもの。学園ラブコメ+ロボットものだが、戦闘は短い。それなりに見応えはあるが。最後を端折った印象があるのは気のせいか。ただ、もう一回ひねったのは評価したい。

「スーパーロボット大戦OG」の第2期アニメ。舞台は前作の続き。DC戦争を勝ち残った世界の前に新たに現れた勢力は、パラレルワールドからやってきたもう一つの地球の住人だった。地上は再び戦場となる。
続きもの。かなり昔の作品であり今更感はあるが、原作がある分下手なロボットアニメは軽く凌駕する作品。かつおっぱい作品。戦闘場面も非戦闘場面もしっかりしているが、登場人物やロボットが多くなかなか追いつけない印象はある。とはいえ、久々に完成度の高いロボットアニメなので、好きな人には是非オススメ。

同名のライトノベルのアニメ化。主人公の少年には才色兼備な妹がいるが、その妹は兄を毛嫌いしている。だが、ふとしたきっかけで妹が隠れオタクであることを知ったことから、2人の関係が少しずつ変わっていく。
続きものだが基本的に1話完結。兄妹の関係は実際はこんなものだというところから始まるところは共感が持てる兄達は多いと思うが、妹の趣味が特殊だったり、この兄のようにけなされても親身に妹の為に頑張れるかというのはちょっと現実離れしているかもしれない。「乃木坂春香の秘密」とは違った感じで少しずつ心を開いていく感じを楽しむ作品だろう。ベタ惚れの妹なんかよりこれくらいの妹のほうが共感が持てたりするのは自分だけではないと思う。黒猫かわいいよ黒猫。

メディアミックス作品。歴史上の武将の名を関する少女らが存在する世界が舞台で、徳川幕府がまだ続いているらしい。
続きものだが基本的に1話完結。三国志で散々あった「歴史上のキャラが女性だったら」的なアプローチの戦国時代バージョン。いちおう戦闘<エロス担当の作品だが、競合のせいで霞む。なくてもそこそこだが。悠木ちゃんの演技を楽しむ作品と思うことにしよう。

「荒川アンダーザブリッジ」の第2期アニメ。相変わらず荒川周辺で暮らす不思議な人々の日常。
1回数話構成。前作と同じノリで気楽に見られる作品。EDのリアル村長と星がかなりすごい。力の入れ方を色々と間違っている気がするが、それも含めて楽しめた。3期はさすがにないか。

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