アニメ所感〜2010冬〜

同名の漫画のアニメ化。下着が大好きな主人公の少女が、同級生の下着に萌えたり熱く語ったりする学園コメディ。
続きものだが基本的に1話完結。冬コミのぁゃιぃ紙袋を見たときはどうなることかと思ったが、蓋を開ければ、下着はよく出るが、成長期の少女における下着の大事さを語る教育的な部分が多く、下着の登場頻度の割には卑猥感はなく、思ったより良かった。AT-Xでは視聴年齢制限がついているが、個人的には女子中高生、若しくは彼女らを娘に持つ親が見るととても勉強になるのではないかと思う。
漫画と同時にマルチメディアで展開する作品。主人公の少女は、荒廃化した世界で全く当てにされていない軍の小隊に配置されるが、仲間らと楽しく日々を過ごしていく。
続きものだが基本的に1話完結。ヒロインの少女は、絶対音感?のようなものを持っており、タイトルにもなっているのでそれがどのように生かされていくのかは見ものだ。テレビ東京が気合を入れて作っているだけあり、作画やストーリーなどは平均以上だが、割とあっさり終わったので少し評価を下げる。並よりは良かったと思うが。

同名の漫画のアニメ化。主人公の姉妹らの前にある日現れた謎の少年は、女性の聖乳(ソーマ)を得ることで特定の元素を操ることが出来るクェイサーであり、彼と出会ったことをきっかけとし、姉妹らはクェイサーの戦いに巻き込まれていく。
続きものだが基本的に1話完結。聖乳はどうも名前からするとあれのようで、実際そうだったようだが、得る=吸うということで地上波放送版では多くが差し替えられている。しかも、ただ差し替えられているのではなく、全く推測できない静止画になっている。安易なお色気シーンで視聴者を煽るやり方が良いかというそもそもの話はあると思うが、それを抜きにしても、本作で重要な意味を持つ聖乳について完全に蓋をしているので、原作を知らず地上波しか見ていない人には意味不明であり、多くの顰蹙を買っているようだ。ストーリー部分はそこそこ満足出来るが、少なくとも地上波版は、作品として完成していないと言わざるを得ない。
序盤以降は規制はやや緩やかになっていったのでストーリーを追えるようにはなった、ということで評価を上げる。とはいえ、おっぱいおっぱい!なので、好き嫌いは分かれるだろう。

同名の漫画のアニメ化。主人公の少年は、紳士淑女及び彼ら彼女らに使える執事を目指す養成学校に入学したが、そこは女性が生徒の殆どを占める禁断の園だった。
続きものだが基本的に1話完結。いわゆるドタバタ学園ラブ?コメディで、お色気シーンが盛り沢山な正統派視聴年齢制限作品。下着は毎回当たり前、ぽろりor入浴もあるよ、な、誰が言ったか「かのこん2期」と言ってもそう間違いではないかもしれない。趣旨が分かりやすいので、分かって見る分には満足出来ると思うが、ストーリーはベタなのであまり期待しない方がいいだろう。黒い川澄さんが見られます。(^^;

同名のライトノベルのアニメ化。本作の舞台である学園は、学力によって厳密にクラス分けがされる進学校。主人公の少年は折り紙付きのおバカであるが、最低クラスでクラスメイトらと楽しく学園生活を送っていく。
続きものだが基本的に1話完結。ジャンルは学園ラブコメ。召喚獣というキーワードは、クラス間でテストの成績に基づいた召喚獣を用いた疑似戦争を行うことができることに由来する。設定自体はありがちだが、召喚獣というRPGっぽい要素も取り込むことでマンネリ化を回避していると思う。ストーリーのテンポもよく、登場人物も魅力的で、他の人の評価としても今期のベスト3に入るだろう。1クールで終わったのが残念だが、2期があるらしいので期待。

同名の漫画のアニメ化。平穏な日常が送られていた日本である日、突然ヴァンパイアの王を名乗る少女が現れ、日本政府に独立国家(ヴァンパイアバンド)の設立を要求する。
続きもの。1話を見ようと思ったら、謎のバラエティ番組が始まり、番組を間違えたかと思ったら合っていたというインパクトで初っ端から視聴者に印象を与えたと思う。ヴァンパイア同士のバトルも時々あるが、ミステリーな雰囲気もある。オープニングがエロティックでインパクトがあったりと、規定の枠にははめ辛くなかなか興味深い。終わり方がかなり駆け足な感じで、うーん。1クールで収めるのは無理があったのでは?しっかり作ればもっとになったのではと思うのは自分だけだろうか。

「のだめカンタービレ」のアニメ第3期。一流のピアニストを目指すのだめと、指揮者を目指す千秋(男デスヨ、知らない人のために一応)の恋の行方は如何に。
続きもの。流石に3期まで作られただけはあり、今回もクオリティは満足。音楽的なこだわりも相変わらずで、1期2期が好きなら問題なくおすすめ出来る。音楽の専門知識は基本的に必要ないので、今回からでもそんなに問題なく楽しめると思う。毎回1クールというのがなあ。たぶん最後なので、個人的にはもう一度まとめて見たいところだ。

「ひだまりスケッチ」のアニメ第3期。主人公の少女らは1年ずつ進級し、彼女らが暮らすひだまり荘には新たな新入生の少女2名が入居し、更に学園生活も私生活も賑やかになる。
1話完結。こちらも、1期2期で好評だったまったり雰囲気はそのままで、3期もまったりと見られます。うめ先生も相変わらずイマス。本作は、これまで以上にへちょい顔(顔が縦に潰れた、蒼樹うめさん独特の作風)の比率が高く、コメディ風味が強くなっているように感じる。基本的に4コマ原作なので、ネタがたまればいくらでも続編を作れそう。4期もあるかも。

同名のコンシューマーゲームのアニメ化。主人公の少年は、狼伝承が色濃く残る町へ引越してきたが、その町には何か秘密があるようである…。
続きもの。ジャンルはミステリー。あやかしの存在が出るアニメはよくあるが、だいたい主人公クラスが特殊な能力を持っていて立ち向かったりするが、本作は主人公には何の能力もないようであり、違和感が少しずつ広がっていき謎が徐々に明らかになっていくようで、原作のゲームをやっていないので先が読めない楽しさはある。ただ、特出したインパクトはなく、評価としては普通。

同名の漫画のアニメ化。主人公の少年は、何の能力も持っていないが、退魔の力を持つ一族の末裔ということで、妖怪などから狙われていが、彼の先祖に助けられたことから彼を守護する猫の妖怪である少女が現れたことをきっかけとし、あやかしと関わることになっていく。
続きものだが基本的に1話完結。お色気風味が強い学園ラブコメという最近良くあるジャンルで、新鮮味がない。登場する少女ら(あやかしの擬人化を含む)は魅力的だと思うが、散々既出なので評価は普通。エロス分がかなり強いのでプラスマイナスをつけることにした。

同名の漫画のアニメ化。主人公の少年は、インターネットで交流があった知人が住む池袋に引っ越してきたが、そこは不思議な人達が住み、首なしライダーが現れる現実離れした街だった。
続きもの。同一の場面を複数の視点で表現する変わった演出のために、ストーリー自体はまだそんなに進んでいないが、様々な人種と文化が存在する池袋をオカルティックに掘り下げた解釈は面白い。「池袋」という現実に存在する場所が舞台なので、親近感もある。時々時間が巻き戻るのでストーリーとしての進みはそんなに早くないが、嫌ではない。良作。

同名の漫画のアニメ化。幼稚園の先生として初めて赴任した主人公の青年と、園児ら、他の先生らとがおりなす幼稚園ライフ。
1話完結。肩の力を抜いてまったりと見られる作品。園児らは色々と探検したり先生を困らせたりするが、所詮幼稚園児なので度は過ぎず、ほのぼのとした雰囲気が作品全体に広がる。幼稚園目線と大人目線(先生、園児の親らとのやり取り)の両方が楽しめる、一作で二度美味しい作品。最近の幼稚園児ならこれくらいおませもありそうではある。

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