アニメ所感〜2011冬〜

同名の漫画のアニメ化。「現在地球には数百種類の異星人が飛来し生活しているが、そのことに気づいていないのは地球人だけだった」という世界観の中で異星人と地球人とのコンタクトをギャグ満載で描く。
1話〜数話完結。今更こんな古い作品をアニメ化ということで始まるまでは色々とあったが、始まってみれば面白い。冨樫義博はやっぱり天才だと改めて認知させるに十分足る作品だった。視聴者の予想をもう一段階ひねるところは秀逸。

同名のライトノベルのアニメ化。舞台は多くのロストテクノロジーが眠る世界。主人公の少年の姉はそのロストテクノロジーに興味を持っているが、ある日持って帰ったロストテクノロジーから出てきたのは、何と少女であり、しかも彼女はドラゴンだった。
続きものだが基本的に1話完結。「とらドラ!」。主人公「りゅうじ」+ヒロイン釘宮嬢とか。もはや頭にほとんど残っていないので、たぶんその程度の作品。

パチスロの「Rioシリーズ」キャラクター総出演のアニメ。舞台はもちろんカジノで、カジノのディーラーを務めるリオとその仲間たちの日常。
続きものだが基本的に1話完結。序盤はノリでエロスを含めた内容に仕上げた無難な作品だったが、中盤以降はストーリーがあった。「海物語」よりは設定に忠実で、短いながらもきちんと終わらせたので、個人的には満足。

「君に届け」の第二期アニメ。ストーリーは前回からの続き。爽子と風早の恋の行方は如何に。
続きもの。王道学園ラブストーリーの続編で、こそばゆい恋愛が楽しめる作品。学生に戻りたくなる作品。

同名のライトノベルのアニメ化。主人公の少年は、連続殺人鬼に殺されてしまったが、何故かゾンビとしてこの世に残ることが出来た。そんなゾンビな主人公の前に、ある日異形のものと戦う魔装少女(魔法少女ではない)という女の子が現れたが、何故かその魔力を主人公が全て吸いとってしまい、魔装少女としても生きることになる。男だけど。
続きものだが基本的に1話完結。ラブコメ風味のありがちな作品。ゾンビとか言っているが、グロテスクさはない。基本的にしゃべらないヒロインの声の妄想をベテラン女性声優が週替わりで務めたのが特徴。というか印象はそれだけ。

メディアミックス作品。コンピューターによる思想統制がなされ、誰もが等しく暮らせる世界。主人公の少年は、ある日謎の少女に出会い、それをきっかけに物語が始まる。
続きもの。つかみは悪くない。ギャグテイストはほぼなく純粋に世界観とストーリーで勝負する作品。悪くはないのだが、終わって一月経った現在で残ってこないということで、評価を普通とした。

同名の漫画のアニメ化。主人公の少年は、女装に憧れ女の子になることを夢見、時々女装をして出かけたりもする。そんな主人公とクラスメイトらの複雑な心境を描く。
続きもの。一昔前のような作画が特徴的な作品。第二次性徴前の揺れる心を描く学園もの。男は結局男だ、女は結局女だというのは確かにそうなのだが、あえてこのテーマにしたのにそれでいいのかとは思った。

同名のライトノベルのアニメ化。何故か女性にしか扱えない兵器「IS(インフィニット・ストラトス)」。しかし、主人公の少年は、男性でありながら唯一ISを扱うことが出来た。そのISの操縦を訓練する学園に入学した主人公だが、当然ながらクラスメイトは全員女性。そんな場所を舞台とした作品。
続きものだが基本的に1話完結。主人公がやたらもてるというありがちな展開だが、キャラクターの魅力が高く作品としてはまずまずという印象だったので、評価を上げてみた。

同名の漫画のアニメ化。主人公の少年は、その人がどんな夢を見るかを何となく知ることが出来る能力を持っていたが、そのせいで夢魔に狙われてしまう。その時現れた謎の少女に助けられる。それをきっかけとして、彼女の目的を達成するために行動を共にする。
続きものだが基本的に1話完結。設定が凝っている割にはいまいちな印象。結局解決したと言えるのだろうか、と思った。尺不足の印象が拭えない。

同名の小説のアニメ化。主人公の少年は自らの修練のために異国の地で暮らすことを決断するが、編入した学園にある塔の最上階でとある謎の少女に出会ったことをきっかけとし、彼女と共に様々な事件に遭遇する。
続きものだが基本的に1話〜数話完結。いわゆる推理ものかと思ったが、推理ものというよりはキャラの魅力を楽しむ作品だと思う。ヴィクトリカ可愛いよヴィクトリカ。

アニメオリジナル作品。主人公の少女は、ある日謎の生物「キュウべえ」に魔法少女としての資質を見抜かれ、魔女と戦う魔法少女になってくれないかと誘われる。しかし、なかなか決められずキュウべえと共に魔法少女の戦いに同伴するうち、主人公らは魔法少女とは何か、魔女とは何か、キュウべえの正体を知っていくことになる。そして、最後に主人公が下した決断は。
続きもの。うめてんてーこと蒼樹うめ作画+主人公が悠木碧+シャフト(蒼樹うめ原作の「ひだまりスケッチ」製作)ということで、ほのぼの学園ものを期待していた人は少なくなかったと思うが、蓋を開けるととても衝撃的な内容で、よくも悪くも大きな反響を与えた作品。少なくとも、既存の「魔法少女もの」の常識が一切通じない作品。評価は文句なくA+だが、いわゆる「魔法少女もの」の先入観で子供に見せるのはお勧めできない、真に大人のための「魔法少女もの」と言えるだろう。

同名の漫画のアニメ化。特殊な能力を持つ少女を育成する学園に主人公の少年が編入したその初日、幼い頃別れた姉とそっくりな少女を見つけ、思わず抱きついてしまうが、その少女は上級生をも凌駕するずば抜けた能力を持つが、男性の接触を極度に拒む娘だった。しかし、何故か主人公にはその拒否反応がなかった。その少女に関わったことから、主人公とその少女は(主に逆恨みから)戦いに巻き込まれていく。
続きものだが基本的に1話完結。いちおう今期のエロス担当。AT-Xだと規制解除だが画面がサイドカット。地上波だとフルだが規制という視聴者泣かせの作品。イメージ的には一騎当千。何と言うかやり方が。とりあえずおっぱい成分はあるが、あまりありがたくないかもしれない。それなりにキャラクターは魅力的だと思う。

同名の漫画のアニメ化。兄のことが大好きで一線を超えたいとまで思っているが、それを兄に知られまいと振舞う妹。2人はそんな感じで暮らしていたが、その前に幼馴染、兄のクラスメイトが現れ、兄の気持ちが色々と映るところにやきもきしたりする。
続きものだが基本的に1話完結。「俺妹」と似たような印象と思うかもしれないが、設定はぜんぜん違う。長い首など特徴的な作画が印象。キャラのインパクトは強いが、突き抜けた印象はない作品。

「みつどもえ」の続編アニメ。小学生の3姉妹を主人公とした学園コメディ。
1話完結。ノリは前回と同じで楽しめた作品だが。何故か全8話で、残りはOVA版やら名作選やらだったのが残念だった。

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